ソニーは8月8日、ホームシアターシステムの新製品として、リアル5.1chの「BDV-N1WL」を発表した。日本の住宅事情やリビング環境を研究し、リアスピーカーワイヤレス接続とした。実売6万円前後で8月31日に発売する。カラーは光沢ホワイトのみ。
BD/SACDプレーヤーを内蔵したフロントアンプと5本のコンパクトスピーカー、サブウーファー、そしてリアスピーカー用のアンプユニットを同梱(どうこん)したサラウンドパッケージ。フロントとリアのスピーカーは同一形状で、スタンドを付けて自立させるか、壁掛けにするかを選択できる。
リアスピーカーは、2.4GHz帯無線でワイヤレス化。2つのリアスピーカーを受信機を兼ねた専用アンプユニットに接続する仕組みで、部屋の中央をまたぐ配線は不要になる。なお、アンプユニットには電源コンセントが1つ必要だ。
また、AVアンプに採用されている「スピーカーリロケーション」をパッケージシアターとして初めて実装。例えばリアスピーカーが部屋の形状や家具配置の都合で適切な位置に置けなくても、「適当において自動音場補正機能を使うだけ」(同社)で、理想の位置にあるかのようにファントム定位させることができる。
さらに条件が厳しいケースにも対応する。どうしてもフロント側にしかスピーカーが置けない場合、全スピーカーを前方に配置して「オールフロントモード」を選択。すると、「S-FORCE PRO フロントサラウンド3D」が働き、バーチャルサラウンドとなる。これも5.1chシステムでは初搭載という。
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