10月1日に開幕する最先端エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2013」。今年は初の試みとして、開幕前日に報道関係者に向けて一部ブースを開放する「メディアコンベンション」が開催された。さっそく展示会場から一足早いリポートをお届けしよう。
ソニーとパナソニックは、4K×2K解像度(3840×2160ピクセル)を持つ有機ELテレビ試作機を披露した。いずれも9月上旬に独ベルリンで開催された「IFA 2013」に展示したもので、ソニーは56V型、パナソニックは55V型だ。どちらも高精細でさまざまな色味を持つデモ映像を表示している。
東芝は、「かなりマニアック」(薄型テレビの製品企画を担当する本村氏)という40V型と50V型の4Kテレビを参考展示。ゲームや写真、映像製作現場のモニターなど、「プロ用途にも耐える民生機」がコンセプトで、「映像調整に“プロモード”をふんだんに用意し、1アクションでモニターモードに切り替わる。また外部入力端子にも“プロが喜ぶもの”を用意したい」という。ただし、あくまで民生機の「レグザ」になる見込みで、製品化のスケジュールは未定ながら、前向きに検討しているという。「IFAで50V型を公開したとき、思った以上にリアクションが良かった」(同社)。
余談になるが、春に登場した4Kテレビの「Z8Xシリーズ」を4K/60p入力対応にするファームウェアアップデートは12月24日からサーバダウンロード方式で提供することが決まった。ユーザーにとってはうれしいクリスマスプレゼントになりそうだ。
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