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スペック、プリメインアンプの新製品「RSA-M5」を発売、「RSA-M1」ユーザー向け有償アップグレードも実施

» 2013年10月15日 19時28分 公開
[ITmedia]

 スペック(SPEC)は、ステレオプリメインアンプの新製品「RSA-M5」を10月25日に発売する。価格は71万4000円。

「RSA-M5」。フロントパネルは、電源スイッチとセレクター、ボリュームのみのシンプルな構成だ

 「RSA-M1」をブラッシュアップした新モデル。パワー段には最新のパワーMOS FET、ドライバー段には高耐圧で時間軸制御に優れたドライバーICを採用したPWM方式で、最終段のローパスフィルターには米Arizona Capacitors製の2種類のオイル・コンデンサーを採用した。その音色は、「良質な直熱3極管による管球アンプのサウンドをほうふつとさせる」(同社)。

 電源トランスは上級機「RSA-F1」と同一仕様のRコアトランスにアップグレード。瞬間的な大電流に対する優れた応答性によって、ハイスピードで立ち上がりの良いサウンドを実現したという。このほか、電源トランス部、パワーアンプ部、ローパスフィルター部にそれぞれ特殊な鋼板製のシールドケースを設けて電磁的な相互干渉を防ぐなど、細部にわたって音質重視の設計。アンダーベースとインシュレーターに響きの美しい天然木を採用した。

背面端子

 入力は、XLR(バランス)が1系統、RCAが3系統。また、リアパネルの切替スイッチで「POWER AMP」を選択すると、本体のボリューム位置に関係なく増幅度が固定される「パワーアンプモード」を搭載。別途プリアンプを使用する場合や、プリ出力付きのAVアンプと組み合わせる場合に便利だ。

 本体サイズは、440(幅)×125(高さ)×414(奥行き)ミリ。重量は15.5キログラム。

 なおスペックでは、既存モデル「RSA-M1」愛用者に対して、「RSA-M5とほぼ同等の音質」に改造する有償チューンアップサービスを用意する。内容は、電源トランスやダイオードの交換、ローパスフィルターのコンデンサー交換など。料金は12万6000円(税込み)で、12月1日から2014年2月28日までの期間限定となっている。

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