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» 2013年11月06日 11時51分 UPDATE

スマートウォッチは生活を変えるのか? ソニーモバイル「SmartWatch2」を試す(後編) (1/2)

現在、「SmartWatch2 SW2」と連係利用しているのは、実はスマートフォンではない。7インチ画面を持つ「AQUOS PAD」だ。やはり、こうした大画面端末と組み合わせた場合に最もしっくりくる。

[久木史郎,ITmedia]

 前回、「SmartWatch2 SW2」を“気に入っている”と書いたが、もちろん、万人にとって是非とも購入すべき製品だといいたいわけではない。そもそも、1台で完結しているスマートフォンやタブレットの一部機能を、わざわざ腕時計型のデバイスへと割り振る必要性を感じない人も多いだろう。特に、小型・軽量なスマートフォンを利用している方であれば、電話の発着信を行ったり、メールなどの新着確認をする際には、ポケットから本体をさっと取り出したほうが手っ取り早いと思うに違いない。実際、筆者も以前は「Xperia mini」をメイン端末にしていた時期があるが、その頃にスマートウォッチの類が存在していたとしても、組み合わせて使おうとはまったく考えなかったはずだ。

ts_sw01.jpg スマートフォン1台でできることを、通話可能なタブレットとBluetoothヘッドセット、そして「SmartWatch2SW2」に“分割”するのは意味がないようにも思えるだろうが、自分にとっては快適だ

 前回にも少し触れたが、現在、「SmartWatch2 SW2」と連係利用しているのは、実はスマートフォンではなく、7インチタブレットである「AQUOS PAD」(SH-08E)だ。やはり、こうした大画面端末と組み合わせた場合に最もしっくりくる。タブレット端末で通話にも対応している製品は決して多いとはいえないが、ご存じのとおり、このAQUOS PAD(SH-08E)やASUS「Fonepad 7」(3Gのみ対応だが)など、少なからず存在する。通話機能さえついた製品であれば、当然、10インチタブレットなどとの組み合わせでもいいと感じるし、また、いわゆるファブレットと呼ばれる大画面スマートフォンも勢力を拡大しており、特に「Xperia Z Ultra」が国内発売された暁には、最適な組み合わせとなるのではないだろうか。

タブレットのバッテリーも長持ち

ts_sw02.jpg 各機能は画面上のアイコンをタップして起動する。画面下にはAndroidスマートフォン/タブレットと同様の「Back」「Home」「Menu」ボタンが並んでいる

 さて、「SmartWatch2 SW2」には「外出先で便利」というイメージがあるかもしれないが、実際に使用してみて、個人的には少し異なる印象を持っている。つまり、自宅などにいるときのほうが便利に感じるのだ。前述のように、少なくともこれまでは、外出先では胸ポケットなどにスマートフォンを突っ込んでいる状態で、いわば肌身離さないものだったゆえに、取り出して操作するのが面倒だと別段感じたことはない。利用スタイルとしても、行き先を地図で確認したり、電車の時刻を調べたり、暇つぶしに何か思いついたことを検索するなど、いわば“能動的”な使い方のほうが多い。そうした用途においては、残念ながら、「SmartWatch2 SW2」は現時点では十分な役割を果たせるとはいえない。

 しかし、それに対して自宅では(少なくとも自分自身に関しては)、スマートフォンやタブレットなどの端末はリビングのテーブルの上などに放り出しておくか、充電している状態がほとんどで、電話がかかってきたり、メール着信があれば、面倒そうに拾い上げて確認するという“受動的”な使い方が主体だ。こうした状況において、メール着信があれば、腕元でさっと確認して「重要なものか」「そうでないものか」を簡単に判断できたり、電話の着信があれば、相手を確認したうえで(Bluetoothヘッドセットの電源を入れつつ、耳に突っ込むだけで)スムーズに応答できるのは非常に快適と感じる。

 また、タブレット側は本当に必要なときだけロック解除して利用すればよくなったため、ただでさえ電池の持ちがよく、毎日充電しなくても済む「AQUOS PAD」(SH-08E)が、さらに長持ちしている状況だ。これまで本体1台だけの充電で済んでいたものが、「SmartWatch2 SW2」や、場合によってはBluetoothヘッドセットも充電しなければいけないというのは面倒そうに思えるだろうが、端末の駆動時間が若干延びたことに加え、「SmartWatch2 SW2」は日常的に使用していても、せいぜい2日、たいていは3日以上に1回程度の充電で済む。しかも、「SmartWatch2 SW2」の充電は1時間程度とい短時間で完了する(というか、1時間ちょいで99%に達し、そのあとは2時間以上経過しても100%にはならないようなので、いつも1時間程度でケーブルを外して使用開始している……)。

できることは大きく分けて2つ

ts_sw04.jpgts_sw05.jpg アプリプラグインはスマートフォン/タブレット側で管理する(左)。純正アプリも含めて、アプリプラグインはGoogle Playで入手(もしくは購入)可能(右)

 「SmartWatch2 SW2」とスマートフォン/タブレットとの組み合わせでできることは、基本的には「スマートフォン/タブレットから通知(情報)を受け取る」、そして、「スマートフォン/タブレット側のアプリケーションをコントロールする」という2つが主体になるかと思う。もちろん、いずれのアプリプラグインもその両方を行っていることになるが、ユーザー側から見た感覚としては、上記の2つに解釈すれば分かりやすいのではないだろうか。

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