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» 2014年02月12日 05時16分 UPDATE

3匹が聴く!:コストパフォーマンスの高いイヤフォンを探し出せ!――バイヤーズガイド2014年“春”(実売5000円以下編) (1/2)

今回は、価格帯別に製品をピックアップし、目の肥えた3人のレビュアーが横並び試聴を行うバイヤーズガイドをお届けしよう。第1回は5000円以下で購入できる高コストパフォーマンスモデルがテーマ。思わず「え、この値段で?」という製品も見つけた。

[野村ケンジと音にこだわる仲間たち,ITmedia]

 毎年、数多くの新製品が登場するイヤフォン/ヘッドフォン。お店に行ってもどれが良いのか分からず、迷ってしまう人も多いはずだ。そこで今回は、価格帯別に製品をピックアップし、目の肥えた3人のレビュアーが横並び試聴を行うバイヤーズガイドをお届けしよう。

ts_headphonessp05.jpgts_headphonessp06.jpg 雑然とした検証会場。基本的に各レビュアーが普段使用している機材を持ってきてもらったが、ヘッドフォンアンプが必要なケースに備えてフォステクス「HP-A8」やiBasso「HDP-R10」も用意した

 横並び試聴では、その製品の良いところ、悪いところが明確になりやすい。普段からメーカーと接する機会の多い担当編集者にとっては“冷や汗もの”の企画ではあるが、これもすべて読者の皆さんため。なお、取り上げる製品を選んだのは、企画のプロデューサーであり、弊誌連載「ぶらんにゅ〜AV Review」でおなじみの野村ケンジ氏だ。つまり全責任は野村氏に……もとい基本的にすべて“オススメ製品”となっているが、中でも最もコストパフォーマンスが高い「Good Buy」(良い買い物)を選び出したいと考えている。もちろん、どこかの「Best ×××」とは関係ない。

 編集部が召還した3名のレビュアーは、いずれ劣らぬヘッドフォン好き。また弊誌としては珍しく若い女性の視点も入るため、音質の良い製品はもちろん、女性受けのする“モテ機”も見つかるかもしれない。バレンタイン/ホワイトデーを控えて浮き足だっている男性諸氏の参考になれば幸いだ。

レビュアー紹介

野村ケンジ(のむら けんじ)

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弊誌連載「ぶらんにゅ〜AV Review」でおなじみ、年間500本を超えるイヤフォン/ヘッドフォンを試聴・評価する気鋭のオーディオライター。某レーベルのアニソン・ハイレゾ配信を影で支えるスーパーバイザーでもある。


坂井香(さかい かおり)

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タレント/モデル/DJ/ヘッドフォン女子。DJ名「@KAOPANGw」(かおぱん)としても知られる。音大出身で特技はピアノ。一方、筋トレやマラソンが好きというアクティブな一面もあり、最近ついにフルマラソンを完走した。拍手。


滝田勝紀(たきた まさき)

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弊誌連載「白物家電、スゴイ技術」担当ライター。約10年間、某モノ雑誌編集部で白物家電やヘッドフォン担当として活躍した後、フリーランスに。「All About」では家電ガイドとして活動、「家電AWARD」の審査員も務める。



 今回、3人がチェックした製品は以下の5機種。なお、実勢売価については1月末時点のAmazon販売価格を参考にした。

メーカー 製品名 再生周波数帯域 インピーダンス 感度 実勢価格
オーディオテクニカ ATH-CHX5 20〜2万2000Hz 19オーム 100dB 3500円前後
フィリップス SHE9712 6〜2万3500Hz 16オーム 103dB 2800円前後
JVC HA-FXD80 8〜2万5000Hz 20オーム 102dB 4300円前後
ソニー XBA-C10 5〜2万5000Hz 24オーム 106dB 3800円前後
ZERO AUDIO ZH-DX210-CB 6〜2万4000Hz 16オーム 102dB 3800円前後

オーディオテクニカ「ATH-CHX5」

ts_headphonessp07.jpg オーディオテクニカ「ATH-CHX5」

 オーディオテクニカの「ATH-CHX5」は、海外市場を意識した「SONIC FUEL」(ソニック・フューエル)シリーズのローエンドモデルだ。アグレッシブなデザインに注目が集まりがちだが、13.5ミリという大口径ドライバーを使ってオープン型に近い形状を作り、その上を特殊形状のイヤーチップでカバーした「インイヤー型とオープンエアー型を掛け合わせたような構造」も大きな特長になっている。カナル型(耳栓タイプ)が市場を席巻する中、シェアナンバーワンメーカーの新しい提案はどう評価されるのか?

野村 ☆☆☆☆

アメリカンなサウンドをオーディオテクニカが解釈するとこういう音になる。いい意味で“らしくない”ワールドワイドな音はおもしろい。ハウジングの形状も三角形で、かなり個性的。オーディオテクニカの新境地が垣間見える。


坂井 ☆☆☆

三角形のハウジングは女性目線ではかなり好き嫌いが分かれそう。カナル型が苦手な人は、このオープンタイプのイヤーチップ形状は好きかも。全体的にはフラットで中高域は粒だった感じ。歌ものやメロディもきれい。


滝田 ☆☆☆☆

カナル型全盛の今、この装着感は最初不安だけど、慣れたら非常に快適かも。三角形のハウジングは個性的で、人と違うものを求めている人には強くオススメできる。高域の抜けもよく、低域はビートを効かせられて気持ちいい。



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