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» 2014年12月26日 10時02分 UPDATE

スマホでハイレゾ♪:シンプルにハイレゾを楽しむならスマホ――「ARROWS NX F-02G」の機能と音質をチェック (1/2)

もっとも手軽なハイレゾ再生といえば、普段持ち歩いているスマートフォン。今回は富士通「ARROWS NX F-02G」を例に、スマートフォン単体でのハイレゾ再生を試した。

[坪山博貴,ITmedia]

 ハイレゾ再生に対応する機器の増加に伴い、煩雑な設定作業のいらない手軽なデバイスも登場してきた。中でも最も手軽な手段は、普段持ち歩いているスマートフォンだろう。今回は、「ドコモの2014-2015年 冬春モデル」として登場した「ARROWS NX F-02G」を例に、ハイレゾ音源再生を試した。

ts_arrows01.jpg 「ARROWS NX F-02G」と筆者の私物ヘッドフォンのオーディオテクニカ「ATH-MSR7 LTD」

 「ARROWS NX F-02G」は、フルHDより精細なWQHD解像度(2560×1440ピクセル)の5.2インチのディスプレイを搭載した大画面スマートフォンだ。2070万画素のメインカメラ、iPhoneよりずっと先に採用していた指紋センサーといった特徴的な機能が多いためか、あまり目立っていないものの、スマホ単体でのハイレゾ音源再生にも対応している。ヘッドフォン出力時に、192KHz/24bitのWAV/FLACの再生が可能だ。残念ながらDSDファイルの再生には非対応だが、現実問題として人気タイトルの多くはFLAC形式で販売されているため、ハイレゾ再生機能としては十分だろう。

Androidスマホでハイレゾ再生を行うメリット

 ハイレゾ音源の再生は、特定アプリに依存するのではなく、システムレベルで対応している。標準音楽アプリが対応しているのはもちろん、Android端末ではもう1つの標準である「Google Music Player」、iTunesとの同期が可能で古くから人気のある「Double Twist Player」や「Rocket Player」、音楽コンテンツの購入もできる「Amazon Cloud Player」、さらには「レコチョクプレイヤー」などからもハイレゾ再生が可能だった。要するに、多くを自前で処理せず、AndroidのAPIを使って音楽再生を行っているアプリであればハイレゾ音源の再生が可能という仕組みだ。

ts_arrows02.jpgts_arrows03.jpg F-02G標準の音楽プレイヤー「メディアプレイヤー」(左)と、Android OSの標準ともいえる「Google Music Player」(右)。どちらもステータスバーに後述するハイレゾ再生の証の「HR」マークが表示されているのが分かる。(c)2013 プロジェクトラブライブ!

ts_arrows04.jpgts_arrows05.jpg こちらはサードパーティ製。「レコチョクプレイヤー」(左)と「Rocket Player」(右)でも「HR」マークが確認できる

ts_arrows06.jpg ハイレゾ再生時にはステータスバーの「HR」マークだけでなく、通知領域にもハイレゾ再生中の通知が表示される

 現状において全ての音楽コンテンツをハイレゾでそろえることは難しいので、多くの音楽アプリでハイレゾ再生が可能な点はAndroidでハイレゾ再生を行うメリットだ。この点でF-02Gのハイレゾ再生機能は大きな魅力がある。またGoogle Music Playerは国内ユーザー向けにはクラウドに保存した音楽再生機能を提供していないが、これが提供されるようになると、圧縮音源はクラウドに置き、ハイレゾ音源はローカルに保存して、1つのアプリからシームレスに音楽を楽しめるようになるだろう。さらにAmazon Cloud Playerでは、Amazon MP3ストアで購入したコンテンツ限定ながらクラウドに保存した音楽とローカルに保存したハイレゾ音源を1つのプレイヤーで楽しめる。こうした部分は、「ウォークマン」などの専用プレイヤー機器では難しい音楽の楽しみ方だ。

 ここまで触れたように、どのアプリならハイレゾ音源の再生が可能かがユーザーにも簡単に分かるのもF-02Gの魅力の1つ。ハイレゾ音源の再生時にはステータスバーに「HR」のロゴマークが表示されるので、ハイレゾ音源がダウンコンバートされず、きちんとハイレゾのまま再生されているかどうかが確認できるのだ。

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