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ソニー、LDACに対応したポータブルBluetoothスピーカー「SRS-X55/X33」を発表(1/2 ページ)

» 2015年01月22日 13時02分 公開
[ITmedia]
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 ソニーは1月22日、Bluetoothスピーカーの新製品「SRS-X55」および「SRS-X33」を発表した。昨年発売した「SRS-X5/X3」の後継機。薄型のポータブルタイプというコンセプトは継承しつつ、音質面を強化した。

「SRS-X55」

 「SRS-X55」は、「SRS-X5」と全く同じサイズの薄型ボディーに2.1chスピーカーとデュアルパッシブラジエーターを搭載。デジタルアンプ「S-Master」は最大出力を従来の20ワットから30ワットに引き上げ、バッテリー使用時でも20ワットまで使えるようになった(SRS-X5は8ワット)。あわせてDSPの設計を変更し、最大ボリューム時の音質を改善したという。「SRS-X5ではボリューム最大のときに低域がグラつく傾向があった。今回は2chスピーカーとサブウーファーのバランスを見直している」(同社)。

内部イメージ

 また、「2015 International CES」で発表された独自開発のBlueooth用コーデック「LDAC」をアクティブスピーカーとして初めてサポートした。対応するウォークマンなどのプレイヤーと組み合わせた場合、従来(SBC)に比べて最大で3倍の情報量を持つ無線伝送が可能だ。一方で、「SRS-X5」がサポートしていたaptXは今回から非対応となった(AACは対応)。

 このほか、NFCによるワンタッチ接続やハンズフリー通話機能、圧縮音源で失われがちな高域を補完する「DSEE」、信号処理で音場を広げる「SOUND」ボタンなどを搭載。また内蔵のリチウムイオンバッテリーでは約10時間の連続再生が可能だ。さらに背面のUSB端子につないだスマートフォンやタブレットを充電できる「おすそわけ充電機能」をサポート。2.1アンペア出力に対応し、タブレット端末の充電も可能だ。

上部操作部と背面インタフェース

 外形寸法は、約221(幅)×118(高さ)×51(奥行き)ミリ。重量は1.2キログラム。カラーバリエーションはレッドが省略され、ホワイトとブラックの2色となっている。2色とも2月21日に発売される予定で、価格はオープンプライス。店頭では2万5000円前後になる見込みだ。

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