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「最強の“おでかけ視聴環境”ができた」――東芝からレグザサーバーの新フラグシップ「DBR-M590」登場HDDを2台プラスするチャンス(1/2 ページ)

» 2015年02月19日 12時48分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 東芝は2月19日、Blu-ray Discレコーダー“レグザサーバー”の新しいフラグシップモデル「BDR-M590」を発表した。全録機能「タイムシフトマシン」の制約を大幅にへらし、リモート視聴も強化した意欲作。購入者に2TバイトのUSB外付けHDDを2台もプレゼントするという大胆なキャンペーンを展開する。

「BDR-M590」は、「BDR-M490」の後継となる第3世代レグザサーバー

 内蔵チューナーは、先代「DBR-M490」と同様にタイムシフトマシン用に6基、通常録画用が3基の計9基だ。今回は9基すべて地デジ/BS/CS110度の3波対応となり、通常録画用の3基もタイムシフトマシンに転用できる。つまり最大で9chの全録が可能で、しかも放送波を選ばないことになった。ただ、B-CASカードは3枚(3基×3枚)のため、B-CASカードに紐付けられる有料チャンネルの全録に関しては1契約につき3chまでとなる。

通常録画用の3基もタイムシフトマシンに設定できる

フロントパネルのB-CASカードスロット

 内蔵HDDは、2Tバイト×3台という構成。新たに通常録画用のチューナーをタイムシフトマシンに流用した場合でも長時間録画(AVC録画)が選択できるようになり、(BDR-M490はDRモードのみだった)、内蔵の6TバイトHDDに9チャンネルを最長で15日間分ため込むことができる(通常録画用の容量を最小の500Gバイトに設定した場合)。

通常録画用のチューナーをタイムシフトマシンに流用した場合でも長時間録画(AVC録画)が選択できるようになった

 さらにUSB外付けHDDをタイムシフトマシン用のストレージとして利用できるため、例えば2Tバイトを2台増設すれば全録の期間は最長27日分に増える。USB外付けHDDに特定のチャンネルだけを割りあてるなど「このチャンネルだけは長く録画したい」というニーズにも対応する。

録画先も柔軟に設定できる。外付けHDDを録画先にした場合、赤く表示される

 全録した番組が並ぶ「過去番組表」は、同じネットワーク内にある他の“レグザサーバー”や“レグザ”で録画したタイムシフト番組を統合して表示できる「タイムシフトリンク」をサポート。最大18チャンネル分の過去番組表を「まるで内蔵しているかのように」(同社)表示し、そこから視聴操作が行える。

「タイムシフトリンク」連携機能をオンにしておくと……

「過去番組表」に同じネットワーク内にある「BDR-M490」で録画したチャンネルを統合して表示

 従来機のBDR-M490は番組表の表示速度が遅かったが、今回はサクサク動くのも進化ポイントの1つ。「統合番組表で見れば録画先を意識する必要はない。BDR-M490などの従来機ユーザーが買い増した場合もメリットが大きい」(東芝)。

 さらにマルチタスク処理も向上。Blu-ray Discの再生など重い作業を行ってもバックグラウンドで動くタイムシフトマシンに影響はない。「止まるのは設定を変更するときだけ」という。

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