インタビュー
» 2015年02月19日 19時19分 UPDATE

滝田勝紀の「白物家電、スゴイ技術」:吸い込んだ花粉は逃がさない!――ミーレのダストバッグ式掃除機に秘められたコダワリの技術とは? (1/3)

今年は東京で昨年の2倍、大阪でも1.5倍の飛散量が予想されている花粉。ドイツの高級家電メーカー、ミーレでは、ダストバッグ式掃除機「Compact C2」を花粉対策にすすめている。その理由を聞いた。

[滝田勝紀,ITmedia]

 いよいよ花粉飛散の季節が始まった。

 日本気象協会によると、今年は東京で昨年の2倍、大阪でも1.5倍の飛散量を予測しているという。花粉症に悩む人にとっては空気をキレイにするだけではダメで、床に落ちている花粉も取り去る必要がある。そうした使い方を勧めているのがミーレのダストバッグ式(紙パック式の一種)掃除機「Compact C2」だ。今回はミーレ・ジャパンのプロダクト・マネージャー、高田芳房氏に話を聞いた。

ts_miele001.jpg ミーレのダストバッグ式キャニスター掃除機「Compact C2」

 まず、花粉対策にはサイクロン式ではなく紙パック式が有利といわれる理由について聞いた。「サイクロン式というのはダストカップのふたを開いてゴミを捨てます。その時、細かなホコリやチリ、目に見えないハウスダストなどは、どうしても空気中に再飛散してしまうものです」(高田氏)。

ts_miele002.jpg ミーレ・ジャパン、マーケティング部プロダクト・マネージメント課プロダクト・マネージャーの高田芳房氏

 たしかに、サイクロン式の掃除機を使っている人の中には、ゴミを捨てる作業をバルコニーなど屋外でするという方も少なくない。筆者もサイクロン式掃除機の場合、ベランダにビニールを持っていき、ゴミを処理している。「せっかく集めた花粉に関しても同じことがいえます。もし部屋のなかで花粉を再飛散させてしまっては意味がありません。花粉症の方にとっては、意味がないどころか、かなりキツイのが実情です」。

 一般的な紙パック式掃除機は、集めたゴミをすべて紙パックに閉じ込める。紙パック自体は3カ月に1度ぐらい変えなければならないので、ランニングコストが掛かるのはデメリットだが、交換時には紙パック自体が密閉され、そのまま捨てることができるのは大きなメリット。ゴミに再び触れないで済むのはもちろん、ホコリやチリ、花粉などの再飛散も起きない。

 「ミーレの『Compact C2』で使われているダストバッグは、通常の紙パックよりもさらに密閉性が高く、一度閉じ込めた花粉などを一切表に出すことはありません。その一番のポイントが新しいダストバッグ『HyClean 3Dダストバッグ』にあります」。

ts_miele003.jpg 「HyClean 3Dダストバッグ」。同社直販価格は3.5リットル容量のダストバッグ4枚セットで税込1944円

 「HyClean 3Dダストバッグ」にはどんな秘密があるのか?

 「まず、ダストバッグは9層で構成され、微細なチリや粒子までしっかりとキャッチします。柔軟性の高い多層フィルター2層、静電気フィルター2層、より細かいチリを集塵する多層フィルターを1層、粗目フィルター2層、さらには従来品では釘やガラスなどを吸い込んだ場合にも破れないように、ダストバッグの内側と外側に張り巡らしたプロテクターネットを採用していましたが、HyClean 3Dダストバッグは、それぞれを柔軟性の高い特殊繊維に改良されました。よりソフトな構造にすることで、ホコリやチリはしっかりと閉じ込めながら、空気の通りを良くしたほか、フィルターの素材がよりソフトになったため、従来品のダストバッグよりもゴミを20%も多く閉じ込められるようになったのです」。

ts_miele004.jpg 大きなサイズのゴミは前半のフィルターで、サイズの細かな微粒子は後半のフィルターで集塵する。各層がそれぞれに効率的にゴミをろ過し、1層にかたよって目詰まりすることがないので高い吸引力を維持できるという

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