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» 2016年07月19日 20時00分 UPDATE

Walkure Attack!:豊かな低域と埋もれないボーカル 1MORE「MK801」で“マクロスΔ”の1stアルバムを堪能する (1/2)

1万円クラスのヘッドフォンのハードルがぐんぐん上がっていく……! 「マクロスΔ」に登場する戦術音楽ユニット「ワルキューレ」が歌うボーカルアルバム「Walkure Attack!」を楽しむ。

[山口恵祐,ITmedia]

 「この音が(ほぼ)1万円だと……?」

 この真っ赤なヘッドフォンを装着し、しばらく音楽を聞き流したときに感じた第一印象がこれだ。今回取り上げる中国のポータブルブランド「1MORE」(ワンモア)の「OVER-EAR HEADPHONES MK801」は、40mmドライバーを搭載する密閉型ヘッドフォン。e☆イヤホンでは1万800円(税込)で発売中だ。

1MOREの「OVER-EAR HEADPHONES MK801」 「OVER-EAR HEADPHONES MK801」
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 中華ヘッドフォンで1万円以上の価格帯となると、個人的には気軽にポチッと購入ボタンを押すには少し勇気がいる。できればじっくり試聴して納得してから購入したいと思うのだが、さまざまな製品を聞き比べていると、たまにとんでもない逸品に出会ってしまうのが中華製品の怖いところ。先日もFLC Technologyの「FLC8」という、チューニングパーツの交換によって36通りに音が調整できるハイブリッドイヤフォンに出会ってしまい……長くなるのでこれはまた別の機会に。早速今回の主役であるMK801をご紹介しよう。

外観は派手すぎず、強度も心配なし

 カラーバリエーションはブラックとレッドの計2色で、今回試用したのはレッドだ。メタリックな質感で一見すると派手に見えるが、実際は落ち着いた深みのある色合いで、老若男女が使っても違和感はないと思われる。欠点というほどでもないが、手の油分が付着しやすいので気になる人はよく拭き取っておくといいだろう。

1MOREの「OVER-EAR HEADPHONES MK801」 光が当たっている部分と、そうではない部分の陰影が美しい

 ヘッドバンド部はメガネフレームなどに使われる「TR-90」という素材を採用しており、非常に柔軟で強度的にも不安は感じない。変形機構などは備えていないが、これならかばんの中に入れて持ち歩いても大丈夫だろう。専用ポーチも付属する。

1MOREの「OVER-EAR HEADPHONES MK801」 推奨はされないだろうが、これくらいねじっても大丈夫だ。かばんの中にポイッと入れて持ち運んでも心配はない

 長さを調節できるスライダー部分はステンレス製。安っぽさを感じさせず、デザインのワンポイントアクセントになっていてかわいらしい仕上がりだ。

1MOREの「OVER-EAR HEADPHONES MK801」 固めのスライダー部分を上下させて調節する

装着感は、軽いけど側圧強め

 長さ調節のスライダーを最大まで上げてから、ヘッドバンドを頭に当ててイヤーカップを耳の位置にあわせるとベストな位置にもってこれる。イヤーカップは上下左右4方向に動くのでフィットしやすく、耳をうまく覆いやすい。素材は柔らかいPUレザーで肌触りも悪くない。本体重量は235gで軽量、頭への負担も少なく好感触だ。

 ただ、しっかり耳に密着させて遮音性を確保するためか、側圧(耳への締め付け感)が若干強め。1時間ほど装着していると耳が痛くなってしまった。これで軽さの魅力は相殺されてしまっている。ヘッドバンドを広げてしばらく放置するなど、癖を付けてやれば多少は改善するかもしれない。

1MOREの「OVER-EAR HEADPHONES MK801」 ヘッドバンド上部には「1MORE DESIGN」のロゴ
1MOREの「OVER-EAR HEADPHONES MK801」 イヤーパッド内には大きく“R”と“L”の表記があり、分かりやすい上に遊び心も感じられる

 このヘッドフォンはヘッドバンド部が“くの字型”になっているため、装着すると「たれ耳うさぎ」のような見た目になる。

1MOREの「OVER-EAR HEADPHONES MK801」
1MOREの「OVER-EAR HEADPHONES MK801」 “たれ耳うさフォン”と名付けたい。
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