第3回 誤操作防止ロックは? マルチタッチには対応している?――「F-06B」:「F-06B」の“ここ”が知りたい
NTTドコモの富士通製端「F-06B」は、タッチパネルを搭載したスライド端末。第3回ではスライド端末ならではのロック方法や、マルチタッチ対応の有無などを調べた。
質問:着信ランプはどこにある?
「F-06B」の着信ランプ(イルミネーション)はディスプレイ左上にあり、着信時、通話時、GPS測位時、おサイフケータイ利用時、スライド/ディスプレイ回転時ごとにランプのパターンとカラーを設定できる。着信時の場合、パターンは「点灯」「点滅」「ゆっくり点滅」「ランダム」「メロディ連動」、点灯カラーは14種類から選べる。
質問:誤操作防止ロックはある?
F-06Bはタッチパネル対応のスライド端末ということもあり、本体を閉じた状態での誤操作が気になる。また、ディスプレイが長時間点灯していると、バッテリーが減りやすくなるデメリットもある。F-06Bではサイドキーから誤操作防止ロックが可能。誤操作防止ロックがオンになると、ディスプレイが消灯し、タッチパネルもロックされる。
このほか、ディスプレイのバックライトが消灯後にロックされる「画面オフロック」も用意されている。画面オフロックでは、ロック起動時間を0秒後、5秒後、1分後、5分後、15分後、30分後、1時間後から決められる。なお、発信中や通話中は、タッチパネルで誤操作をしないよう、自動的にタッチ操作がロックされる。
質問:マルチタッチには対応しているのか
静電式のタッチパネルを搭載しているF-06Bは、複数のポイントに触れて操作するマルチタッチには対応しているのだろうか。F-06Bではデータフォルダから表示した画像とフルブラウザは、2本指をつまんで縮小と拡大ができるピンチイン/アウトの操作が可能。地図アプリは本体を閉じればタッチで操作できるが、地図画面のピンチイン/アウトには対応していない
質問:第2階層以降のメニュー表示数は変えられる?
F-06Bでは、メニュー第2階層以降の文字サイズや行間が大きくなり、タッチ操作しやすくなっている。その反面、1画面に表示できる項目数は従来より少なくなっているが、メインメニューの「本体設定」→「その他設定」→「タッチ操作モード設定」から変更できる。タッチ操作モード設定で「2タッチ操作モード」を選ぶと、項目の表示数が増え、項目にカーソルを合わせてから選択する“2タッチ”仕様に変更される(1タッチ操作モードでは、1回タップすると選択できる)。
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