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食品物流RFIDタグ実証実験は順調 NTTデータらが結果を公表

» 2004年01月23日 21時46分 公開
[RBB Today]
RBB Today

 NTTデータ、丸紅、マルエツの3社は、食品流通において実施したRFIDタグの実証実験の結果を公表した。これを見る限りでは、食品流通におけるRFIDタグの利用は順調に実用化に向かっているようだ。

 この実証実験は、流通センタでは9月24日と25日、小売店舗のマルエツ潮見店では10月6日から11月23日まで実施されたもの。30種類の生鮮食品、47種類の加工食品に合計43,366枚のRFIDタグが付与され実験が進められた。

 実証実験では、商品に付与されたRFIDタグを店頭ディスプレイにかざすことで、「産地・製法」「安全性」「環境・企業」などパッケージには記載されていない詳細情報が照会できるサービスが提供された。このサービスは、実験に消費者モニタとして参加した99名だけではなく一般の消費者の利用も多かったとしている。その結果1日200回以上の照会が行われた。

 さらに、レジでの一括精算については一定の効率化が確認されている。また、商品陳列や棚卸など店舗における商品管理についても同様に実用化のめどが得られたとのことだ。