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» 2004年01月26日 21時27分 UPDATE

ブラウザベースのP2Pコラボレーションツール「シンクロブラウザ」

MVPは1月26日、ブラウザベースのコラボレーションツール「シンクロブラウザ」(SBR)を発表した。ネットワーク経由で、自分のブラウザと相手のブラウザを同期させることが可能。

[杉浦正武,ITmedia]

 MVPは1月26日、ブラウザベースのコラボレーションツール「シンクロブラウザ」(SBR)を発表した。ネットワーク経由で、自分のブラウザと相手のブラウザを同期させることが可能。2月上旬から同社の運営するサイト上で専用ツールを提供する。

 知人同士でツールをインストールすれば、同じブラウザを閲覧しながら打ち合わせが可能。コールセンターなどに導入すれば、オペレータがユーザーのブラウザを操作して、説明することもできる。

Photo シンクロブラウザを利用して、ブラウザに同社のサイトを表示させたところ(クリックで拡大)

 ツール自体はフリーだが、利用には固有のID/パスワードを取得することが必要。IDは、月額1500円で提供されるという。なお、ISPとも提携する予定で、「ISPから提供する場合は、月額200〜300円になる見込み」(MVP)。

 当初は、“@sbr.ne.jp”形式のIDしか発行されない予定だが、現在、NTTコミュニケーションズなどが提携を検討している状況。実現すれば、“@ocn.ne.jp”といったIDも発行されるだろうという。

ブラウザを操作すると、相手に反映

 シンクロブラウザは、IEのプラグインとして動作するもの。互いに専用ツールをインストールした上で、相手のIDを呼び出してP2P接続する。

 接続が完了すれば、自分のブラウザ操作を相手側に反映させることが可能。たとえば、こちらでブラウザのサイズを変更すれば、ネットワークの向こうにいる相手側も、同様にサイズが変わる。ブラウザをスクロールさせれば、相手画面もスクロールされる。相互に同じブラウザを共有できるわけだ。

 双方が同時に操作を行った場合、最終的な指示に反応する。ブラウザは複数立ち上げることもできるが、操作が反映されるのはカレントのブラウザとなる。

 シンクロブラウザには、ブラウザへの書き込み機能も備えている。図や表に書き込みをして、要点を強調したり、相手の意見を聞くといった使い方ができる。また、別ウィンドウで開くテキストチャット機能も備える。ほかに、ローカルファイルのキャプチャ画面を相手に提示することも可能だ。

 なお、セキュリティの観点から、SSLに対応したHTMLページをブラウザで共有することができない。この場合は、別途専用のアプリケーションが必要になるという。

専用ルータで独自ネットワークを構築

 シンクロブラウザの技術を実現するものは、シンクロブラウザルータ(SBRルータ)と呼ばれる専用ルータだ。価格は、スタティックコントロールルータが1セット300万円。ほかに、スタティックIDが100個あたり100万円となる。専用ルータを社内に導入すれば、シンクロブラウザをオフィスのコラボレーションツールとして利用できる。

 冒頭で触れたように、ISPと提携して「公衆網として」サービスを利用することもできる。この場合、ユーザーはISPから提示された価格を支払い、各自でIDを取得することになる。

 現在は、提携するISPが発表できていない。「今後は、アジアを中心にルーティングネットワークを広げたい」(MVP)。

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