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「サー」はつかないけど、ゲイツ氏に大英勲章

» 2004年01月27日 17時03分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Microsoftの会長兼チーフ・ソフトウェア・アーキテクトであるビル・ゲイツ氏に、英国女王エリザベス2世から名誉爵位を授与されたことが、英国政府の発表により明らかになった。

 ゲイツ氏が授与された位は「大英勲章第二位(Knight Commander of the Most Excellent Order of the British Empire:KBE)」で、英国外務省では、企業、雇用、教育、英国におけるボランティア活動、そして英国領と発展途上国における貧困対策において多大なる貢献を行ったことを授与の理由として挙げている。

 この勲章を受けてもゲイツ氏は名前の前に「サー」を用いることができない。これは、同氏が英国国民ではないからで、そのかわり、フルネームの後に、KBEの称号を付けることはできる。ゲイツ氏は後日、この勲章を受け取ることになっている。この叙勲の発表は、ゲイツ氏がロンドンで開催されたInternational Advancing Enterprise Conferenceで基調講演を行った、その翌日に行われた。この国際会議の議長を務めたのは、英国大蔵大臣のゴードン・ブラウン氏である。

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