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デジカメ出荷、今年は4割増 銀塩は3割減

» 2004年01月28日 21時58分 公開
[ITmedia]

 カメラ映像機器工業会(CIPA)はこのほど、2004年のカメラ出荷見通しを発表した。デジタルカメラが好調さを維持する一方で、銀塩カメラは引き続き前年を大幅に割り込むと見ている。

 予測は国内と輸出を合計した総出荷台数ベース。デジタルカメラは前年比40.3%増の6090万台と高成長が続くが、銀塩カメラは同31.7%減の1113万台と予測。銀塩の落ち込みは加速すると見る。

 2003年の総出荷台数(国内・輸出の合計)では、デジタルカメラは前年比約76.8%増の4341万台と急激な成長を遂げた。2004年は国内での新規購入需要は減るが、海外では高成長が持続するため、全体では大幅な増加傾向が続くと見ている。

 一方銀塩カメラは、2002年までは根強い需要があったFP(フォーカルプレーンシャッター、主に一眼レフ)カメラも、2003年はデジタル一眼レフの低価格化などに押されて前年マイナス30.8%と急減。FPの減少傾向は2004年も続き、出荷台数は前年比31%減の162万台に落ち込むと見る。LS(レンズシャッター、主にコンパクト)カメラも落ち込みが加速し、同31.8%減の950万台と予想している。

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