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IBM、幹部のストックオプション行使ルール変更

» 2004年02月25日 13時01分 公開
[ITmedia]

 米IBMは2月24日、上級幹部に対する株式報酬制度に一連の変更を加えたと発表した。幹部の株式報奨を、同社株主の利益と一致させるための変更だとしている。

 同社は上級幹部向けストックオプションの行使価格を、発行日の株価ではなく、それに10%上乗せした価格に設定することとした。つまりこの場合、株価を10%以上引き上げる努力をしないと上級幹部はオプションを生かせない。

 また、上級幹部が市場価格でオプションを取得する場合、自腹を切ることを義務付ける。例えば、1万8000ドルが目標値のストックオプションを取得しようとする幹部は、自分の現金賞与の一部を使ってIBM株を9000ドル分購入する必要がある。

 この新規定は、サム・パルミサーノ会長兼CEOをはじめ世界中のIBM主要幹部300人が対象。前者の変更点は2004年から、後者は2005年から適用される。

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