インターナショナルデーターコーポレイションジャパン(IDC Japan)は3月4日、国内のIPv6サービス市場の予測を発表した。不確定要素は多いものの、IPv6バックボーンネットワークは2005年以降に大きく拡大すると見ている。
通信事業者が提供するIPv6バックボーンネットワークサービスの市場規模は、2003年12月時点で約4億円。デュアルスタックサービス、トンネリングサービス、ネイティブサービスといった各種ネットワークが徐々に商用化されており、ISPやデータセンター向けに加え、一部のADSL利用者にも提供されつつある。
同社は「IPv6は、将来のアドレス不足を解決するために重要。通信事業者はP2Pやセキュリティ機能を生かしてネットワークを整備し、商用化を進めるだろう。市場の拡大には複数の要素がからむが、情報家電のオンライン化やアプリケーションの開発が進み、2005年以降には大きく成長することが見込まれる」としている。
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