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» 2004年03月23日 09時00分 UPDATE

出先でノートPCが電池切れ、“窃盗”せずに使えるコンセントはあるか?

出先でいかにノートPCの電源を確保するか――モバイルノートユーザーにとって深刻な問題だ。電源がピンチになったとき、電源コンセントを使ってもOKな駅や喫茶店はないか、探してみた。

[岡田有花,ITmedia]

 JR名古屋駅で先月、電池が切れたノートPCを構内のコンセントに無断でつないで約5分間使ったとして、男性が窃盗の疑いで警察の事情聴取を受けたという報道があった。使用した電気代は1円分だったという。

 小型軽量な機種も続々と登場し、ノートPCを持ち歩く人が増えている。一方でノートPCのバッテリー持続時間は伸びてはいるものの、それでも数時間程度。出先でバッテリーがピンチになって焦ったことがある人も少なくないだろう。かといって、自宅や勤務先以外のコンセントを無断でやたらに拝借すると窃盗罪に問われてしまう。

 “窃盗”せずに電源を確保したいモバイルユーザーのために、電源コンセントを開放している駅や喫茶店はないのか、各社に聞いてみた。

無断利用は禁止だが、緊急なら貸すことも JR

 JR各社では、駅構内のコンセントの無断利用は禁止しているとのこと。ただし「やむを得ない場合は、駅員に許可を取れば貸す場合もある」(JR九州)という答えも。

 ただし例外として、JR東海が運営する新幹線品川駅構内には、無料で使えるコンセントを整備したホットスポット「モバイルコーナー」がある。また、JR東海の新幹線や、JR九州の一部の特急にはコンセントを備えている車両があり「客室内のコンセントは自由に使ってもらって構いません」(JR東海、JR九州)。

photo 新幹線品川駅の「モバイルコーナー」

 JR各社の、駅構内でのコンセント利用の可否は次の通り。

社名 駅のコンセント利用の可否 備考
JR北海道 × -
JR東日本 × -
JR東海 × 対応は警察に任せている
JR西日本 × 無断利用が続くなど悪質な場合は告訴の対象に
JR四国 × イベント用など、事前の申し出があれば貸すことも
JR九州 × やむを得ない事情があれば貸すことも

喫茶店・ファーストフード店――「一切禁止」から「完全開放」まで

 喫茶店やファーストフード店にノートPCを持ち込むモバイルユーザーは多い。最近はホットスポットになっている所もあり「ホットスポットの店舗ではコンセントを無料開放している」(銀座ルノアール)という店も。一方で、「電源は一切提供しない」(ドトールコーヒー)、「店舗ごとの判断に任せている」(ミスタードーナッツ)といったケースもあり、各社で対応はさまざまだ。

チェーン名 コンセント使用の可否 備考
マクドナルド × 原則禁止だが、一部のホットスポット店舗ではPC用に無料電源を整備
モスバーガー × 原則禁止だが、一部のホットスポット店舗ではPC用に無料電源を整備
ケンタッキーフライドチキン 店舗によって違う
ミスタードーナツ 店舗によって違う
スターバックス × 原則禁止だが、店舗・店員によっては容認する場合も
ドトール(エクセルシオール) × 一切禁止
タリーズ 店舗によって違う
銀座ルノアール -

 コンセントの利用を原則として禁止しているファーストフードチェーンの中にも、一部ホットスポットの店舗で、各席にPC用電源を整備しているところがある。モスバーガーでは東京・六本木店や渋谷道玄坂店などの客席の一部で、1−2席に1つコンセントを整備した。「ノートPC用コンセントが欲しい」というホットスポットユーザーが多かったためだという。今後は、店内改装のタイミングにあわせて、コンセントを整備した店舗を増やす予定だとしている。マクドナルドでも同様に、JR京都駅構内の店舗などでコンセントを整備、開放している。

ホットスポットならぬ“パワースポット”が必要?

 駅、飲食店ともに、コンセントは使用禁止のところがやはり多い。どうしても使いたいときは駅員、店員に一声かけなくては、たった1円分でも窃盗罪になってしまう。

 しかし、ノートPC用に使えるコンセント、有料でもいいからあってほしいと思うのは記者だけだろうか。例えば、100円程度で数十分使えるコイン式コンセントが便利な場所にあれば、多くの人が利用しそうだ。

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