日本カメラ博物館(東京都千代田区一番町)は、特別展「コダック・カメラ」展を3月30日から開催する。コダックも協力し、19世紀後半からカメラの普及に貢献してきたEastman Kodakの歴史を実機で振り返る。
同社の創設者は社名に残るジョージ・イーストマン。1880年に乾板メーカーとしてスタートし、1888年に普及用カメラ「ザ・コダック」を発売。ロールフィルムを使用し、「You press the button── we do the rest.」のキャッチコピーで大ヒットした。1892年には社名をEastman Kodakに変更。カメラメーカーがブランド名をそのまま社名とした先駆けでもあった。
特別展は、イーストマンが今年で生誕150周年を迎えるのを記念した。ザ・コダックを始め、120フィルムの代名詞ともなった「ブローニー」(1901年)、“ベス単”の愛称で日本でも親しまれた「ベストポケット・コダック」(1912年)、135フィルムを採用した「コダック レチナ」(1934年)、世界初のAE機構を備えた「スーパーコダック620」(1938年)など、カメラやレンズ約180点を展示する予定だ。
7月19日まで(月曜日休館)。開館時間は午前10時−午後5時。入館料は一般300円、小中学生は無料。
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