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京都府警の捜査書類がネットに流出

» 2004年03月29日 17時12分 公開
[ITmedia]

 京都府警は3月29日、捜査関係書類がネット上に流出したと発表した。11人分の氏名や住所など個人情報がネット上で閲覧できる状態になっていた。府警は流出の原因は調査中としているが、「Winny」上で出回っていたことが確認されており、原因はWinnyに感染するウイルスの可能性もある。

 府警宛てに通報があり、調べたところ下鴨署の交番勤務の巡査が私物として使っていたPCで作成した文書が流出していたことが分かった。文書は捜査報告書、鑑定嘱託書、指名手配書の3種類で、書類に書かれた20人のうち11人の実在が確認された。

 府警の内規では、私物PCを公務で使用する場合には許可が必要な上、個人情報のHDDへの記録は禁止、部外へ持ち出す場合は許可が必要だった。

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