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Intel、Itanium 2の新製品発表へ

» 2004年04月09日 08時44分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Intelに近い筋によると、同社は台湾で開かれるIntel Developer Forum(IDF)で4月13日、デュアルプロセッサシステム向けに設計されたItanium 2プロセッサの新モデル2種を発表する計画だ。

 これらは、昨年9月に発表された1.4GHzのデュアルプロセッササーバ向けMadisonのアップグレード版となる。一方はオンチップキャッシュを現行の倍の3Mバイトに増やした1.4GHzのプロセッサで、情報筋によるとすぐにも出荷が開始される。もう一方は、3Mバイトのキャッシュを備えた1.6GHz版で、5月出荷予定だと情報筋は伝えている。

 Intelは年内に、コードネームで「Fanwood」と呼ばれる3番目のデュアルプロセッサシステムチップを出荷する計画。これは、今後登場する9Mバイトキャッシュ搭載の1.7GHz Marisonと同じ設計。Intelは、Fanwoodではクロックが1.6GHz、オンチップキャッシュが3Mバイトになると語っている。クロック1.2GHz、キャッシュ3MバイトのFanwoodの低消費電力版も、年間のリリースが計画されている。

 Intelは台湾でまた、XeonとItaniumの「共通プラットフォームインフラ」と同社が呼ぶものの詳細を発表する見通し。同社幹部は先日、2007年までにXeonとItaniumをソケットレベルで相互交換可能にする計画だと語った(4月7日の記事参照)。

 Intelは13日の発表についてコメントを避けている。

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