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LindowsOSの新名称は「Linspire」

» 2004年04月15日 08時33分 公開
[ITmedia]

 米Lindowsは4月14日、同社のデスクトップ版Linuxの製品名を、「LindowsOS」から「Linspire」に変更したと発表した。併せて「www.linspire.com」の新サイトを開設、今後はこちらを主要サイトとして、同社製品に関する情報やサポートを提供するとしている(関連記事参照)。

 Lindowsの名称をめぐっては、Microsoftが米国をはじめとする各国で使用差し止めを求めて提訴。米国ではLindowsが有利な情勢になっているが、スウェーデン、オランダなどではLindows製品の販売を差し止める仮命令が言い渡されている。

 Lindowsのマイケル・ロバートソンCEOは14日の発表文で「当社は米国内外で(Microsoftに対して)勝利を収めているが、それでも世界中で当社を提訴するというMicrosoftの戦術に対抗するため、名称を変更する必要がある。製品名の変更により、低価格で使いやすいデスクトップLinuxを配布しやすくなる」と述べている。

 同社はLindowsの社名は維持し、製品名としてのLindowsも米国内では今後も場合に応じて使い続ける方針。

 向こう2週間以内には「Linspire Laptop Edition」「Linspire Developer Edition」など、全製品でLinspireブランド版が登場予定。ただ、機能などはLindowsOSと変わりはなく、LindowsOSの現行ユーザーはアップグレードの必要はないと同社は説明している。

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