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Linuxでも“合法的”にDVD再生 Turbolinuxに「PowerDVD」をバンドル

» 2004年04月15日 15時21分 公開
[ITmedia]

 台湾CyberLinkとターボリナックスは4月15日、デスクトップPC向けLinuxのマルチメディア分野で戦略的業務提携すると発表した。第1弾として、CyberLinkのDVD再生ソフト「PowerDVD」をTurbolinuxにバンドルする。商用のDVD再生ソフトをバンドルしたLinuxディストリビューションは初で、クライアントOSとしてのLinuxの普及に弾みをつけたい考えだ。

 現在、CSSプロテクトがかかった市販DVDソフトをLinux上で合法的に再生することは難しいが、PowerDVDのバンドルによりLinux上で手軽にDVDを再生できるようになるとしている。

 PowerDVDをLinux向けにOEM提供するのは初めて。さらに「PowerCinema」Linux版をTurbolinux 10 Desktopと次期Turbolinuxに対応させる。同ソフトはDVD再生や音楽再生など、マルチメディア機能を統合したオールインワンソフト。

 ターボリナックスは、6月に開かれる「LinuxWorld Expo/Tokyo 2004」にLinux版PowerCinemaを参考出展する予定。国内ハードベンダーとの協業で同ソフトを販売する予定。

 Turbolinuxは、米Hewlett-Packardがアジア各国で販売する低価格PCでの採用が決まっている(関連記事参照)。

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