BCN総研は4月23日、今年1月12日から4月11日までのPC関連機器の店頭販売状況をまとめた。デジタルカメラが販売台数、金額ともに前年同期比4割以上の伸びを見せ、中でも10万円以上の高級機の出荷台数は同3.6倍に急伸した。
調査対象は、東名阪のPC専門店・家電量販店で販売された、PCやディスプレイ、プリンタ、光学ドライブ、デジカメなど。対象製品全体の販売台数は前年同期比4.4%増、販売金額は同4.3%減となった。
台数・金額ともに増加幅が大きかったのはデジタルカメラとメモリカード。デジタルカメラは台数で前年同期比44.9%、金額で同41.5%、メモリカードは台数で同63%、金額で同79.1%伸びた。特に、一眼レフ機など10万円以上の製品の販売台数は同265%増と大きく伸びた。全体の販売金額のうち、デジカメが占める割合は同4.1ポイント増の12.5%。「高級機の需要が高まり、低価格化の影響も小さいため、デジカメは今後も市場をけん引するだろう」(同社)。
プリンタでは、複合機が台数で前年同期比80.8%増、金額で同54.2%増と好調。一方、インクジェット機は金額、台数とも同2割前後落としている。
PC本体はマイナス成長。デスクトップの販売台数は前年同期比14.6%減、金額で同14.4%減。ノートPCでは台数で同7.3%減、金額で同11.3%減だった。
記録型DVDドライブの販売台数は前年同期比64.1%伸びたものの、金額は同4.7%減。ディスプレイはCRTが台数・金額ともに5割程度減った。LCDは台数で4.2%減、金額で1.9%増となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR