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Yahoo!JAPANと楽天、ともにユーザー2割増

» 2004年04月26日 15時49分 公開
[ITmedia]

 ネットレイティングスは4月26日、3月のインターネット利用動向をまとめた。ネット全体の利用者数と利用時間はともに前年同期よりも増え、特に、初心者層を取り込んだヤフーと楽天の利用が伸びている。

 総利用者数(家庭からのアクセス)は3499万人で、前年同月比から約400万人(15%)増えた。常時接続環境が普及したことで一人あたりの平均利用時間も同約1時間45分(13%)伸びて約14時間50分に。月平均ページビュー数も1412から1700に伸びている。

 Webサイト運営企業別の利用者数では、トップのヤフーが前年同月比20%増となる2498万6000人を集めた。2位の楽天も同21%増の1749万7000人。平均利用時間もそれぞれ同20%伸ばし、ヤフーが2時間53分34秒、楽天が54分50秒となった。

 同社では、「初心者ユーザーがヤフーなど有名サイトに集中したため、ウェブ利用者全体の伸びよりもこれらのサイト利用者の伸び率が高くなった。ヤフーは圧倒的なトップページへのリーチを生かして既存ユーザーを新サービスに誘導することに成功しており、楽天はポータルサイトや他の有力ECサイトを買収、統合することで利用時間を伸ばすことに成功しているようだ」と分析している。

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