外国為替取引の電子仲介システムを提供するEBSが、オープンソースベースのインスタントメッセージング(IM)ソフトで知られるJabberのIMサーバソフトを採用する。4月26日、Jabberから発表があった。
EBSは、世界の大手金融機関各社が共同で設立した銀行間外国為替取引の大手。1日当たり1000億ドル相当の外国為替取引などを扱っている。
EBSはJabber XCPをEBS Trader製品向けプラットフォームに組み込み、情報の流れの円滑化と取引のスピードアップを目指す。
EBSのビル・モランCOO(最高執行責任者)は、セキュアな対話と取引が可能なこと、基盤のプロトコルである「XMPP」がIETFにより標準として認可され業界でも受け入れられていること、さらには高い拡張性などをJabber XCP採用の理由に挙げている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR