米Microsoftはシアトルで開催のWindows Hardware Engineering Conference(WinHEC)で、次世代版WindowsのLonghornに盛り込まれる新しい通信機能のデモを実施した。同社によれば、電子メールやインスタントメッセージ(IM)、電話、FAXといった通信手段はいずれ、中央の1カ所にまとめられるという。
Longhornの主要機能として、あらゆるメッセージの管理に使える通信履歴があると説明するのは、Windowsコミュニケーション担当開発マネジャー、ポール・エリクソン氏。中央のロケーションから、送信者名や日付などさまざまなテーマでメッセージを分類したりフィルターにかけられるようになるという。
例えば特定の相手から電子メールを受け取るたびに、その相手の名が付いた履歴ファイルにメッセージのコピーが保存される。次にその相手と連絡を取るときにはLonghornが自動的にメッセージ履歴を呼び出す。別の手段でその相手と連絡を取る際にはLonghornがメッセージを取りまとめてくれるため、すべてを参照することが可能になる。
エリクソン氏によれば、Longhornの通信機能が本領を発揮するのはIP電話とBluetooth対応の携帯電話を導入した場合だ。
LonghornにはVoIP機能が内蔵され、ヘッドフォンとマイクを使ってブロードバンド接続経由で直接電話ができるようになる。発信者番号通知サービスを利用すれば、電話をかけてきた相手をLonghornが正確に通知し、電話に出ないうちから適切な通信履歴を引き出してくれるという。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR