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» 2004年05月10日 12時53分 UPDATE

小倉弁護士「Winnyは『中立的な道具』、罪になるかは判断が分かれる」

[ITmedia]

 P2Pファイル共有ソフト「Winny」の開発者の東京大学助手が逮捕された事件について、小倉秀夫弁護士は以下のようにコメントした。小倉弁護士は、ソフト開発者の刑事責任が問われた「大阪FLMASK」裁判の被告側弁護人や「ファイルローグ」裁判の被告側代理人、個人情報ファイルをWinMXで流通させた発信者情報の開示をISPに求めた「パワードコム事件」の原告側代理人を務めたことで知られる。

 「ほう助とは正犯の実行行為を容易にする行為。著作権法違反のほう助容疑での立件は『ユーザーの著作権侵害を容易にすることをした』との判断からだ」。

 「ただしWinnyは、著作権違反以外にも使える『中立的な道具』。犯罪以外の用途にも使える道具を開発したことが罪になるのかは判断が分かれる。こういったことは日本ではあまり議論されてこなかった分野。ドイツではよく議論・裁判になっているが、判決は多岐にわたっており、結論は出ていない」。

 「裁判になるとややこしいので、検察側は略式起訴で済ませようとするのではないか。開発者側は罪を認めて罰金を払うか、無罪を主張して法廷で争うかのどちらかだろう」。

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