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快適な運転を目指したコンセプトカーコクピット

» 2004年05月14日 18時21分 公開
[ITmedia]

 アルプス電気は5月13日、コンセプトカーコクピット「GENESIS」を発表した。スイッチやBluetoothなど同社の技術を結集し、快適で安全に運転できるシステムを提案する。5月26−28日に都内で開く「ALPS SHOW 2004」に出展する。

 主に「ハンズオン・テレマティクスシステム」「ロータリコントロール・マルティプルインプットシステム」「フリーレイアウト・スイッチ技術」の3技術で構成する。乗用車内の機器の高性能化・多機能化が進むにつれ複雑になる一方の操作を容易にし、快適さと安全運転を両立させるのが狙いだ。

photo ハンズオン・テレマティクスシステム

 ハンズオン・テレマティクスシステムでは、従来はステアリングと独立して配置されていた方向指示操作部やワイパー操作部をステアリング上に設けた。親指で操作可能な同社独自の「ミニハプティックコントローラ」を搭載することで各種操作が可能。手元に操作を集中させることで、運転中の目線移動を減らして安全に運転できるようにする。

photo ロータリコントロール・マルティプルインプットシステム

 ロータリコントロール・マルティプルインプットシステムとフリーレイアウト・スイッチ技術は、同社が開発した「ハプティック・コマンダ」と「どこでもスイッチ」を活用した。

 ハプティック・コマンダは感触で操作状況をドライバーに伝えることができるコントローラで、手元を見なくても主要機器を操作できるようになる。どこでもスイッチは、スイッチの位置を自由に変更できるもので、ドライバーは14のスイッチを好みに応じて配置し、個人に合わせた操作が可能になっている。

photo ロータリコントロール・マルティプルインプットシステム

 さらに、車内はBluetoothが使用可能。携帯電話のハンズフリー通話や、カーナビなど情報機器へのデータダウンロードなどが可能だ。

 ALPS SHOW 2004は都内の新高輪プリンスホテル(港区)で開かれる。

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