米Oracleは5月14日、リアルタイムのビジネス情報取得に対するニーズの高まりに対応するため、今年半ばに予定されたアプリケーションサーバソフトの改訂に合わせて、「Business Activity Monitoring」(BAM)ツールの提供を開始すると発表した。
同ツールは、年初にリリースされたOracle10gアプリケーションサーバと、今夏登場予定の10.1.2で利用可能。それ以前の9iアプリケーションサーバでは実行できないという。
BAMツールでは、各種イベントを検知して関連付け、分析することができる。例えば、部品の出荷遅延が完成品の出荷に及ぼす影響など、突発的出来事に関するデータをほぼリアルタイムに取得し、それがビジネスのほかの部分にどう影響するかを理解できるようにすることが狙い。
Oracleはまた、ユーザーが各種ロケーションから顧客情報を収集して一個所に保管できる「Customer Data Hub」を、単体製品として今年半ばに提供開始するとしている。同製品は現在、E Businessアプリケーションスイートの一部として出荷されている。
両ツールの価格は、製品リリースが近付いた時点で発表するとしている。
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