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MS、Commerce Serverの新版2006年にリリース

» 2004年05月18日 08時08分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは5月17日、電子商取引用サーバソフト「Commerce Server 2002」の次期バージョンを2006年初頭にリリースする計画を発表した。また、同日から現行ユーザー向けアップグレード「Feature Pack 1」の提供を開始している。

 Commerce Serverは「Windows Server System」のシリーズ製品で、ユーザープロファイル管理、パーソナライゼーション、販促、カタログ管理、注文処理などの機能を備える。

 次期バージョンではチャネル横断的なビジネスレポーティング機能を提供、オンライン注文管理プロセスをほかのビジネスアプリケーションと関連付けることに主眼が置かれる。

 BizTalk ServerおよびVisual Studio .NETとの統合を強化。電子商取引サイトとERP/CRMシステムをシームレスに連携させてプロセス合理化を支援するとともに、カスタマイズ版のサイトを手早く構築できるようにする。

 また、Feature Pack 1に基づく新たなユーザーインタフェースを採用するほか、管理職向けのレポーティングツール強化、利用者向けのセルフサービス機能強化などが図られる。

 一方、Feature Pack 1はCommerce Server 2002の現行ユーザー向けに無償でダウンロード提供中。IT/ビジネス管理用の新ツールが盛り込まれ、インタフェースの一新によって値引き管理およびカタログコンテンツ管理における使い勝手とパフォーマンス向上が図られている。

 Microsoftは以前の計画ではCommerce ServerとBizTalk Server、Content Management Serverなどを組み合わせて「Jupiter」というサーバアプリのセット製品として販売するはずだったが、今年に入ってこの計画を中止している(2月19日の記事参照)。

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