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「HP製品はEMCの特許を侵害」の陪審評決

» 2004年05月18日 09時00分 公開
[ITmedia]

 米EMCの発表によると、米連邦地裁で5月17日、Hewlett-Packard(HP)の製品がEMC保有の特許3件を侵害したという陪審評決が下された。

 HPのストレージアプライアンス製品「OpenView Continous Access Storage Appliance」(CASA)は、EMCのリモート/ローカルミラーリング技術関連特許を侵害しているという。この特許はEMCのSRDF/Time Finderソフトウェア製品の中核的技術。

 EMCによると陪審は、「先行する技術が存在していた」というHPの主張を受け入れず、EMCの3件の特許の有効性を認めたという。この陪審評決に基づき、EMCはHP製品の差し止めを請求する考え。

 EMCは2000年10月、StorageAppsのSANLinkアプライアンスがECMの特許を侵害したとして提訴していた。HPは2001年7月、StorageAppsを買収し、SANLinkをCASAに名称変更した。両社間では、これとは別の特許侵害訴訟も進行中。

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