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ソフトのバグでAkamai利用サイトがアクセス困難に

» 2004年05月25日 08時04分 公開
[IDG Japan]
IDG

 ソフトウェアのバグが原因で米Akamai Technologiesのサーバが低速化し、5月24日、同社顧客のWebサイトの一部がアクセス困難になった。

 米東部夏時間の午前8時から9時半までの約90分間、一部の顧客のサイトで断続的なパフォーマンス劣化が起きたという。これは、Akamaiの顧客がAkamaiサーバ上のコンテンツ更新のために使っているコンテンツ管理ソフトのバグが原因だと同社広報担当のジェフ・ヤング氏は説明している。

 Akamaiは、高度なコンテンツルーティング技術と世界各国に広がるサーバネットワークによって、顧客サイトのコンテンツへのスムーズなアクセスを保証している。インターネットのディスカッショングループでは24日、Akamaiがサービス妨害攻撃に遭っているのではないかとの見方も流れたが、ヤング氏は「外部からの干渉」が原因ではないとしている。同社はコンテンツ管理ツールの不具合が原因と判断。ただちに同ツールを無効にし、顧客サイトのパフォーマンスを通常の状態に戻したという。

 影響を受けたサーバ台数あるいは顧客数は明らかにされていない。同社はコンテンツ管理ツールの復旧に向けて作業を進めており、今後こうした障害が起きないよう措置を取るとしている。

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