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Lindowsの社名利用はMSの商標侵害に当たらず

» 2004年05月28日 08時58分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Windowsの商標権をめぐって米MicrosoftとLindowsが争っている訴訟で、オランダのアムステルダム地裁は5月27日、現在「Lindows」の社名が限定利用されていることは、Windowsの商標侵害には当たらないとする判断を下した。

 Lindowsは先に同裁判所でLindowsの名称を使った製品の販売差し止めを命じられ、製品とWebサイトの名称を「Linspire」に改称。しかしLindowsの社名は維持していた。

 これに対してMicrosoftは、Lindowsを社名として利用することもWindows商標権の侵害に当たるとして再提訴。アムステルダム地裁は27日の判決でこの主張を退け、「ビジネスにLindowsの名称を使うことがすべてWindowsの商標権侵害に当たるわけではない」(Sj. A. ラルマン判事)と指摘している。

 Lindowsは現在、自社サイトと商品説明の中に小さな文字でLindowsの社名を印し、Microsoftとは無関係だと明記している。これは、1月に言い渡した差止命令違反には当たらないと同地裁は判断した。

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