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「Curl」言語の全資産を住商情シスが取得

» 2004年05月28日 15時30分 公開
[ITmedia]

 住商情報システムは5月28日、米Curlが持つリッチクライアント言語「Curl」の全知的財産を取得したと発表した。携帯電話や情報家電など、日本市場向けの機能強化を図っていく。

 Curlは1995年、マサチューセッツ工科大学(MIT)の共同プロジェクトで誕生したクライアントサイドWeb言語が起源。HTMLに比べ表現力の高いWebを効率的に制作できるのが特徴だ。

 住商情報システムが取得したのは、ソースコードを含む全知的財産と、Curl本社の開発技術陣。国内販売は昨年10月に100%子会社化したカール・アジアパシフィックを通じて行う。

 カール・アジアパシフィックは100社以上のユーザーを既に獲得しており、4月には長崎県の電子申請受け付けシステムが同言語を使用して稼働開始した。6月にはLinux日本語版の出荷を計画している。

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