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小中学生の39%、「誰かを殺したい」

» 2004年06月07日 19時36分 公開
[ITmedia]

 「ネット利用中、誰かを殺したいと思ったことがあるのは39%」──ネットアンドセキュリティ総研は6月7日、15歳以下の小中学生を対象にしたネット利用実態調査の結果をまとめた。ネット利用時に頭に来た経験があると答えたのは66%だった。

 調査は6月3日から6日にかけ、男女157人を対象にネット上で実施した。回答者のうち80%が毎日ネットを利用し、最もよく使っているのはメール(63%が毎日)、次が掲示板(25%が毎日)だった。

 「殺したい人物」として21%が学校の友達を挙げたが、ネットの友達やその他の友達を殺したい、という答えはごく少数だったという。2位以下は学校の先生(18%)、父親(15%)と続いた。

 ネットで頭に来た時として最も多かったのは、掲示板の利用中(61%)。メールやチャットで頭に来るという答えは少なかったという。

 また、全体の43%が、親よりも自分のほうがネットに詳しいと思うと答えた。

 同社では、同調査は仮説を構築するための予備調査であり、一定の偏りなどが含まれている可能性があるとしている。また、「高度に情報化した社会では、若年層の方が知識、経験をもつ分野も少なくないため、表層的な結果だけを見て若年層の抱える問題を論じるべきではない」としている。

 調査結果の詳細は、近くオープンする若年層を対象とした調査プロジェクト「少年情報探偵団」(仮称)で公開する予定。

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