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» 2004年06月21日 16時25分 UPDATE

KDDI、DDIポケットをカーライルなどが設立するコンソーシアムに売却。さらなる成長を託す

DDIポケットの事業がカーライル・グループと京セラを中心としたコンソーシアムに買収されることが発表された。これによりKDDIはこのコンソーシアムに対して、約2,200億円でDDIポケット株式の大半を売却する。

[記事提供:RBB TODAY]
RBB Today

 DDIポケットの事業がカーライル・グループと京セラを中心としたコンソーシアムに買収されることが発表された。これによりKDDIはこのコンソーシアムに対して、約2,200億円でDDIポケット株式の大半を売却する。

 また現行の株主である京セラは、これまで13.67%だった出資を30%にまで引き上げる。これによりDDIポケットの事業を受け入れるコンソーシアムに対して、カーライル・グループは60%、京セラは30%を出資することになる。なお、KDDIは引き続きコンソーシアムに加わることでDDIポケットの経営に参加することになるが、出資は10%にとどまる。

 このコンソーシアムは、DDIポケットの事業を引き継ぐ新会社を10月1日に設立する。そののち、現DDIポケットについては2004年度内をめどに精算される予定だ。なお、新DDIポケットの社名は現行の名称を残すかなども含めて未定だ。

 今回、KDDIがDDIポケットの売却に至ったのは、まずauに経営資源を集中したいという考えがある。また、DDIポケットは「AirH"」によるモバイル通信や法人向けに対する強みがあり「3期連続で黒字を達成」(KDDIの代表取締役社長 小野寺正氏)しているほどの優良企業だ。しかし、「あらたなりソースを投入すれば成長するが、そのリソースが今のKDDIにはない」とし「カーライル・グループへの売却なら、中長期的にDDIポケットを育ててくれる」(小野寺氏)という結論に達したとしている。

 これら、KDDIの小野寺氏がアピールしたDDIポケットの特徴を高く評価したのがカーライル・グループというわけだ。カーライル・グループは、「日本のPHSにおける成長余力に期待していた」(カーライル・グループのマネージング・ディレクター日本代表 安達保氏)とており、以前から日本市場での展開を目論んでいたようだ。これに、DDIポケットを売却したいKDDIとカーライル・グループの思惑が一致し、今回の買収に至った。

 さらに、「経営陣のPHS事業への見地や経験を高く評価している」(カーライル安達氏)としているため、経営陣の入れ替えや人員の削減などは行わない意向だ。これに伴う形で、提供中のサービスや今後の展開、取引先との契約などはこれまで通り進めるとしている。

 さらに、KDDIの小野寺氏が述べたように「DDIポケットの買収は長期的に伸ばしていくことが前提」としたうえで、時期は明確にしなかったものの「IPOは、できるだけ早く実現できるのではないか」と意欲を示した。

 ちなみに、カーライル・グループは情報通信をはじめとして、製造業、消費財、企業アウトソーシング、ヘルスケアなどを対象にした投資会社。日本国内では以前イー・アクセスへの投資を行った実績がある。

 また京セラはコンソーシアムに参加することで、新DDIポケットに端末や基地局などのハードウェアを提供することになる。

コンソーシアム(新DDIポケット)への出資比率

 カーライル・グループ:60%

 京セラ:30%

 KDDI:10%

現行のDDIポケットの出資比率(参考)

 KDDI:80.83%

 京セラ:13.67

 その他:5.5%

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