HPがサードパーティ製メモリ不良を発表――Intel製モバイルチップ採用PC全体に波及か?
HPは、自社製ノートPCのテスト中、特定のノートPC用メモリモジュールに、重大な問題を引き起こす不具合が含まれていることを見つけたと発表した。このメモリモジュールはサードパーティ製で、HPだけではなく他社製品にも使われている可能性があるとしている。
Hewlett-Packard(HP)は、最近見つかった設計上の問題により、自社のノートPCユーザーに対し、特定のメモリモジュールの交換を申し出る計画であることを6月25日、発表した。
HPは特定のノートPC用メモリモジュールに、Intel製モバイルチップセットとプロセッサの電源管理技術を組み合わせた場合に動作不良を引き起こすという欠陥を発見した、とHP。
Samsung Electronics、Infineon Technologies AG、Winbond Electronicsのメモリモジュールが該当し、Micron Technologyにはメモリクロック同期に関する別の欠陥が問題となっているという。
Samsungは現在この問題を調査中で、他のメモリメーカーのコメントは得られていない。
Intelのプロセッサは、特定の命令セットを必要としない場合、クロックスピードを下げたり、チップの部分的シャットダウンを行ったりする。プロセッサがこの動作を行うと、メモリモジュールはセルフ・リフレッシュ・モードに入り、1秒間に数千回、このモードのオン・オフを繰り返すという。
メモリモジュールが問題を引き起こすのは、特定の状況下でメモリモジュールがセルフ・リフレッシュ・モードをオフにし、再びオンにしようとしたときで、その結果、メモリモジュールが落ち、システムクラッシュ、データの損失を引き起こす可能性があるという。
Micronのメモリはメモリを高速読み出しするときに、内部メモリクロックと外部メモリクロックが同期しない状況下で不良を引き起こす。
HP担当者は、問題が起きるのはまれだとしているが、HPでは自社ウェブサイトからユーティリティをダウンロードし、問題のメモリモジュールが使われているかどうかをテストするよう推奨している。
HP製品で問題が起きる可能性があるモデルは、Compaq Evo Notebook N610c; Compaq Evo Notebook N610v; Compaq Evo Notebook N620c; Compaq Evo Notebook N800c; Compaq Evo Notebook N800v; Compaq Evo Notebook N800w; Compaq Evo Notebook N1000c; Compaq Evo Notebook N1000v; Compaq Presario 1500; Compaq Presario 2800; Compaq Presario x1000; Compaq Presario x1200; HP Compaq Business Notebook nx7000, and HP Pavilion zt3000。
欠陥メモリモジュールのユーザーは、新しいメモリモジュールを交換で入手できる。問題のメモリモジュールを返却したユーザーには、32MバイトのUSB Thumb Driveが送られるという。
HPでは上記サードパーティによるメモリモジュールを使用しており、Intelのモバイルテクノロジーを採用しているすべてのノートPCメーカーの製品でこの問題が起こりうるとしている。Dell、IBMのコメントは記事執筆時点では得られていない。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
キオクシアに約366億円の賠償命じる判決 米特許訴訟、陪審評決に続き 「あらゆる法的手段講じる」
-
2
「コードは一行も書いていない」 アイドルの宮本佳林さん、AIで配信システムを丸ごと構築 “技術ブログ”が話題
-
3
BASE子会社、最大885万件漏えいか カード番号の一部も ECサイト構築サービスに不正アクセス
-
4
講談社、最大3812件の個人情報流出 社員がフィッシングメールに騙される
-
5
個人情報含む約3300万件のデータ漏えいか 整体院予約など手掛けるEPARKリラク&エステ システムに不正アクセス
-
6
ミャクミャク関連サイトがアダルトサイトに……大阪万博のドメイン運用終了→転用続出で物議 悪用の懸念も
-
7
つい見せたくなる延長コード、開発したのは東大阪の電線メーカー 3000万円の機械導入で思いを形に
-
8
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
9
Apple、大量購入品の返品に「15%の手数料」 販売条件に明記 “転売対策”か
-
10
エルヴィン団長「とりあえず再起動しろ!」──NTT東日本×「進撃の巨人」の“情シスあるある”広告が話題
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR