ITmedia NEWS >

P2Pファイル交換、現ユーザーは95万人──ACCS・RIAJ調査

» 2004年06月28日 16時49分 公開
[ITmedia]

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)と日本レコード協会(RIAJ)は6月28日、「ファイル交換ソフトの利用実態」調査の結果をまとめた。調査は4月に行い、同ソフトを「現在利用」しているユーザーは約94万9000人と推定。前年調査からやや減少した。

 調査は4月7−13日まで7日間、Webアンケートサイトを使って実施した。有効回答は2万3707。男女はほぼ半々、年齢層は30代が38%、40代が25.8%、20代が18.5%、10代が2.7%など。

 調査時点で、同ソフトを現在利用しているユーザーは全体の2.8%、過去に利用したことがあるユーザーは4.3%。国内インターネットユーザーの総数(約3389万人、総務省の3月末時点の統計から)から、現在利用ユーザーは約94万9000人、過去利用ユーザーは約145万7000人、合計約240万6000人が利用経験者と推定した。

 2003年1月時点の調査では、現在利用ユーザーは98万6000人、過去利用ユーザーは87万人。現在利用ユーザーはやや減少傾向にある。

 現在利用ユーザーについて見ると、使ったことがあるソフトは、「WinMX」が71.9%、「Winny」が50.6%とWinnyが前回調査から増えた。また過去1年間にダウンロードしたファイルは平均137ファイルで、映像関連が63.0%、音楽関連が49.6%など。ファイルの共有は37.9%。共有数は平均107ファイルで、音楽関連60.2%、映像関連43.2%などだった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.