コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の発表によると、群馬県警は6月29日、オークションサイトを悪用してPCソフトの海賊版を販売していたとして、著作権法違反の疑いで茨城県神栖町の会社員の男(34)を逮捕した。
調べでは、男は2003年9月月中旬から同10月下旬にかけて、CD-Rに不正に複製したグラフィックスソフトなどをYahoo!オークションに出品し、関東地方の7人などに対し1枚当たり2500円から3800円で郵送販売していた疑いがもたれている。告訴会社はアドビシステムズとペガシス。
男は全国の約90人に海賊版を販売し、約30万円を売り上げていたと見られる。売上は小遣いに充てていたという。県警がサイバーパトロールで海賊版の販売を見つけ、家宅捜索で押収したPCとCD-R約50枚をもとに捜査を進めていた。
ACCSは独自調査で、男が海賊版と見られるソフトを出品していたことを確認し、2003年10月下旬に著作権について注意を促す通知を電子メールで送っていた。
ACCSはヤフーと連携して同オークションでの海賊版流通対策を強化しており、5月末までに約5000件の出品を停止している。
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