ITmedia NEWS > 速報 >

MyDoomの亜種出現、Googleなどに影響

» 2004年07月27日 07時49分 公開
[ITmedia]

 電子メールで感染するMyDoomワームの新たな亜種「Mydoom.o@MM」(別名Mydoom.M@mm)が7月26日出現した。ウイルス対策ソフトメーカーMcAfeeによると、この亜種はGoogle、Yahoo!など米国の主要検索サイトからメールアドレスを収集する仕組みになっており、この影響と見られる現象でこうしたサイトは同日、検索速度が落ちたりアクセスしにくくなっている。

 McAfeeのウイルス情報によれば、Mydoom.oはこれまでのMydoomと同様、自前のSMTPを備えて大量の電子メールを送りつける。感染したコンピュータから電子メールアドレスを収集するほか、mailer-daemon@など偽の送信者アドレスを利用。さらに、Google、Yahoo!のほかLycos、Altavistaの検索を使ってメールアドレスを収集する。

 感染メールは件名に「hello」「hi」「Message could not be delivered」などと表示され、「EXE」「COM」などの拡張子が付いたファイルが添付されている。感染すると、WindowsディレクトリにJAVA.EXEの名称でインストールされ、TCPポート1034を開く。

 McAfeeでは同日、Mydoom.oの危険度を中程度に引き上げ、注意を呼びかけている。(関連記事参照)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.