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MS、廉価版Windows XPの提供国拡大を計画

» 2004年07月30日 09時18分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Microsoftは、廉価版の「Windows XP Starter Edition」を提供する国の数を拡大する計画だ。新興市場でLinux普及をくじき、ソフト海賊行為に対して攻撃を加える狙いがある。同社幹部が7月29日、明らかにした。

 MicrosoftのWindowsクライアントビジネス担当上級副社長のウィル・プール氏は、アナリスト向けの会社説明会で、Windows XP Starter Editionは、使用・サポート・販売が簡単になるよう、特定の市場向けに設計したバージョンだとプレゼンした。

 Starter Edition提供に向け、既にタイ、マレーシア、インドネシアの政府と協力態勢を築いた。Starter Editionは「新興市場のニーズに見合う安価な価格だ」とプール氏。まだ試験プロジェクトの段階だが、これ以外の国でもStarter Editionの提供を計画しているという。

 Starter Editionに関する詳細はほとんど明かされていないが、Windowsの機能をそぎ落とすのではなく、ローカル言語に合わせたバージョンになっているという。

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