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OpenGL ES 1.1発表

» 2004年08月11日 08時12分 公開
[ITmedia]

 標準化団体のKhronos Groupは、米ロサンゼルスで開催のSIGGRAPH 2004で8月9日、携帯電話や組み込みデバイス用の3DグラフィックスAPI新版「OpenGL ES 1.1」を発表した。www.khronos.org/opengles/spec.htmlで仕様を無償公開している。

 OpenGL ESは、PCやワークステーション向けの3DグラフィックスAPIであるOpenGLの組み込み機器向けサブセット版。ロイヤリティフリーの標準として、ちょうど1年前に初版がリリースされている。

 OpenGL ES 1.0ではソフトウェアオンリーの実装に照準していたが、1.1ではハードウェアアクセラレーションに力点を置いており、Khronosでは、1.0と1.1の両方が各種機器で利用されていくと予想している。

 また、Khronosはこれに先だって6日、OpenMAX API策定のための新しい作業部会の設置を発表した。ビデオ/オーディオ/イメージコーデックや2D/3Dグラフィックスで多用されるマルチメディア処理プリミティブへのアクセスを標準化する。作業部会にはARM、Motorola、Samsung Electronics、STMicroelectronics、Texas Instrumentsなどが参加している。

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