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夜道の歩行者を遠赤外線で検知、運転者に警告 ホンダが搭載へ

» 2004年08月24日 16時34分 公開
[ITmedia]

 本田技研工業は8月24日、夜間の路上の歩行者を遠赤外線で検知、ドライバーに注意を促す「インテリジェント・ナイトビジョンシステム」を開発、今秋発売の「レジェンド」に搭載すると発表した。

 フロントバンパー下部に搭載した2基の遠赤外線のカメラで進行方向をとらえ、ヘッドアップディスプレイ上に表示する。さらに対象物の大きさなどから歩行者を検知し、歩行者を枠で囲んで強調表示する上、ブザー音でドライバーの注意を促す。

 同社によると、夜間の視覚支援機能であるナイトビジョンと、歩行者の注意喚起機能を搭載したのは世界初。歩行者の死亡事故は交通事故死亡者の約3割で、そのうち夜間の事故が7割に上っており、新技術が事故防止に貢献できるとしている。

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