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広視野角で高画質な裸眼立体視ディスプレイ発売

» 2004年09月13日 17時55分 公開
[ITmedia]

 日商エレクトロニクスは、米StereoGraphicsの裸眼立体視ディスプレイシステム「SynthaGram」シリーズ新製品を10月1日に発売する。20インチの「SG204」が126万円(税込み)、40インチの「SG404」が262万5000円(同)。広視野角、高輝度、高画質で歪みの少ない裸眼立体視が可能だという。

SG204(左)とSG404

 独自の9視差映像の画像配置技術とディスプレイ上に貼った特殊フィルムにより、高画質と広視野角を両立させた。視野角はSG204が水平60度、垂直170度、SG404が水平63度、垂直170度。

 付属ソフト「SynthaGram Player」を利用すれば、2D映像と3D映像を自動で切り替えられ、2D/3D混在コンテンツをシームレスに再生できる。3DCG製作ソフト「3ds max」用のコンテンツ作成プラグインや、2D画像を3D化できるPhotoshopプラグインが付属する。

 従来の裸眼立体視ディスプレイは視野角が狭く、立体視可能な位置が特定の方向に限られたり、視野角が広いタイプでは画質が劣るといった問題があった。SynthaGramは視野角が広く、多人数での立体視に適しているという。

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