ソフト移植はもう不要? 新興企業が汎用エミュレータ発表
新興企業の米Transitiveは9月13日、特定のプロセッサ/OS用のアプリケーションを別のプロセッサ/OSで実行できるソフト「QuickTransit」を発表した。これでソフト移植の必要はもうなくなるとうたっている。
同社の発表によると、QuickTransitを使えば特定のプロセッサとOS用に開発されたソフトを、別のプロセッサとOS上で実行することが可能になる。ソースコードやバイナリに手を加える必要は一切ないという。
QuickTransitは同社独自のモジュール式アーキテクチャを採用、エンドユーザーが介入することなくOS上で稼動するという。アプリケーションが実行されるとQuickTransitの「フロントエンドデコーダ」がバイナリコードを読み取って翻訳。「最適化カーネル」がこのコードを最適化し、それを「バックエンドコードジェネレータ」で目標のプロセッサ用にエンコードする仕組み。
画期的なハード仮想化技術によって100%の機能性を備え、アプリケーションはネイティブ環境で使用した場合の80%の性能を発揮できるとTransitiveは説明。事実上どんなプロセッサとOSの組み合わせにも対応が可能だとしている。
「ソフトアプリケーションをハードプラットフォーム用に移植するのは困難で高くつくことが多いのが現実だ。QuickTransitはハード/ソフトの依存という厄介な歴史を打ち破り、コンピュータ業界にすぐさま恩恵をもたらす」。社長兼CEOのボブ・ワイダーホールド氏は広報資料でこうコメントしている。
Itanium、Opteron、x86、POWER/PowerPCの各プロセッサに対応したバージョンが用意されており、主要OEM向けに出荷を開始。料金は顧客の導入戦略に応じて技術ライセンス料と利用料がかかるとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「楽天銀行から数百万が勝手に移動」「残高が0に」……楽天証券のシステム不具合、連休中に発生
-
2
「クリスタ」素材、大量非公開でユーザー混乱 人物だけでなくペンや公式素材まで セルシス「誤判定もあった」が……
-
3
台風25号で“地下神殿”また稼働 雨水が流れ込む動画公開 今年度7回目で過去最多に
-
4
大雨で「首都圏外郭放水路」稼働 濁流が“地下神殿”を満たすまでの動画公開 国交省
-
5
JCOM障害「インターネットが使えない」 サポート窓口もつながりにくく
-
6
NTT東西が「にじさんじ電報」発売 ポップアップ台紙にはライバーの複製手書きメッセージ
-
7
楽天証券、追加認証の必須化で一部にトラブルか 「無限ループ」「ログインできん」
-
8
「モンスト」キャラの声をAI生成、MIXIのニュース紹介企画に批判続出 実施見合わせへ
-
9
J:COM「ネットつながらない」障害、約9時間で復旧 原因は「調査中」
-
10
ゼロから声を作れる音声生成モデル「Gemini 3.8 Flash TTS」公開 「Gemini Notebook」でも利用可能に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR