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MS、徳島で障害者の自立をIT支援

» 2004年10月08日 18時56分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトとNPO法人のJCI Teleworkers’Network(徳島県鳴門市)は10月8日、徳島県内で障害者の自立を支援する「徳島UPプログラム」を始めた。

会見で握手する猪子JCI理事長(右)、飯泉徳島県知事(中央)、ローディングマイクロソフト社長

 UP(Unlimited Potential)プログラムは、Microsoftが昨年から各国で展開している社会貢献プログラム。日本では大分県内の障害者支援や、家庭内暴力被害者の女性支援などを既に展開している。

 徳島UPプログラムは徳島県が後援し、同社とJCIが共同で、障害者がIT技術を習得することで自立する手助けに取り組む。同社は自社ソフトや運営支援費を提供するほか、専門家の派遣や関係団体とのネットワーク作りなどでサポートする。

 徳島県の飯泉嘉門知事は「障害者がIT技術を習得するで生活環境が向上する。UPプログラムが障害者の社会参加や就職に貢献すると期待したい」と歓迎した。

 JCIの猪子和幸理事長は「講習に加え、新しい就労形態を送出する試行も積極的に進めていく」、マイクロソフトのマイケル・ローディング社長は「障害者の就労支援で『オンリーワン徳島』の実現に向けて貢献したい」と抱負を語った。

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