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ゲイツ氏、Media Center Edition 2005を正式発表

» 2004年10月13日 06時28分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは10月12日、エンターテインメント業界の中心地ロサンゼルスでイベントを開き、ビル・ゲイツ会長が「Windows XP Media Center Edition 2005」を正式発表した。各国で即日リリースされ、Dell、HP、ソニー、東芝などの主要メーカーが搭載製品を投入する。

 ゲイツ氏は「Windows XP Media Center Edition 2005は、最高の接続型エンターテインメント体験を世界中の人々に届けるというMicrosoftの構想の中心となるものだ。当社はパートナー各社とともに、PCのデジタルエンターテインメントに真の革命をもたらそうとしている」との談話を発表。

 2005では放送中のテレビ番組を3本まで同時に録画でき、一時停止も可能。アンテナ式のテレビのほかCATVと衛星放送もサポート、Windowsとして初めてHDTVに対応した。

 このほか映画をジャンルや出演者などのカテゴリー別に検索できる「Movie Finder」が新たに加わり、DVD/CD記録エンジンの「Sonic AuthorScript」を統合。デスクトップの外観も刷新している。

 主要PCメーカーがデスクトップやノートPCを発売するほか、HPはリビングルーム向けの新機器「Digital Entertainment Center」を投入。また、ARM SystemsやDaiwa Distributionといったシステムビルダーも搭載マシンを投入する。

 さらに、Media Center PCに保存した音楽、写真、テレビ番組、ビデオなどを家庭内のどのテレビでも利用できるようにするデバイス「Windows Media Center Extender」も同時発表された。HPから即日発売されるほか、Linksysからも年内に発売予定。また、ゲーム機のXboxにMedia Center Extenderの機能を持たせる「Media Center Extender for Xbox」が、年内に大手小売店で発売される。(→詳細記事)

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