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NEC、業界初の水冷IAサーバ

» 2004年10月18日 15時45分 公開
[ITmedia]

 NECは10月18日、IAサーバ「Express5800シリーズ」の新製品を発表した。業界で初めて水冷方式を採用した製品や、Pentium Mを搭載した低消費電力ブレードサーバをラインアップした。

水冷機構を採用したExpress5800/110Ca

 「Express5800/110Ca」は、同社製コンシューマー向けデスクトップPCで実績がある水冷システムを業界で初めてサーバに採用。動作音は30デシベル程度と「ささやき声程度」に静音化した。水冷ポンプの動作状態は、サーバ稼働状態と共に付属ソフトウェアで監視できる。CPUはPentium 4/3EGHzを搭載し、メモリはECC付き512Mバイト。ディスクなしの構成で18万8000円(税抜き)。出荷は12月27日から。

 ブレードサーバでは、超低電圧版Pentium M(1.1GHz)を搭載した「Express5800/110Ba-e3」をラインアップ。消費電力を25ワットとノートPC並みに抑えた上、3Uラックに20台収納できる省スペースを実現した。価格は25万7000円(同)、出荷は10月29日から。

 また高性能ブレード「Express5800/120Ba-4」はEM64T対応のXeon/3.6GHzを搭載可能で、メモリもDDR2-400を最大8Gバイトまで搭載できる。価格は53万円など、出荷は10月29日から。

 今年度第4四半期、運用中に2.5インチHDDのホットスワップが可能な業界初のブレードサーバを発売する計画。

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