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SanDisk、特許問題でSTMicroelectronicsを提訴

» 2004年10月19日 08時29分 公開
[ITmedia]

 フラッシュメモリメーカーSanDiskは10月18日、特許問題をめぐりSTMicroelectronicsを米連邦地裁に提訴するとともに、STによる米国内でのNANDチップ販売差止を命じるよう、米国際貿易委員会(ITC)に申し立てたと発表した。

 ITCへの申し立てでSanDiskは、STが製造・販売しているNANDフラッシュメモリチップがSanDiskの5,172,338特許を侵害しているかどうかを調査し、STによる米国内でのNANDチップ販売差止を命じるよう求めている。

 訴訟はカリフォルニア州北部地区連邦地裁に起こされ、SanDiskが保有する特許の問題のほか、「SanDiskの製品はSTが米国で保有する特許14件を侵害しておらず、これらの特許は無効」だとの事実確認を求めている。

 SanDiskの知的財産権担当最高責任者、アール・トムソン氏は「ITCは1997年、当社がSamsung Electronicsに対して取った措置の中で、当社の5,172,338特許の有効性を確認した。今回の行動は、当社が知的財産権の尊重を保証するために取っている戦略の一環だ」とコメントしている。

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